Beよんど TOP of SINTEC Japan

㈱Beよんど

鋼構造物の延命策
超音波ピーニング(UP)システム

2012年12月の笹子トンネル事故以来、インフラの見直しと補強対策が急務となっています。新規や季節構造物の延命策を簡便かつ安価に施す新技術が望まれています。それに応えられるのは超音波ピーニング(UP)システムです。UPシステムは多方面で使用されています。

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UP-600 超音波発振器、ピーニング本体からなるUPシステム

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UP-500S 小型・軽量な狭隘部用

Hasai.png大型破砕機の溶接継手の疲労回復と補修溶接部へのUP処理

top-p02.jpgオハイオ川架橋の溶接単部へのUP処理

◆UPシステム
 セラミック振動子とピーニング用打撃子により、表面から1mm以上の深さまで圧縮残留応力を発生させ、溶接止端部の応用集中を緩和させる溶接継ぎ手の疲労寿命と強度が2倍以上向上する。
 コンパクトなため作業用ロボットにも搭載できる
◎装置の販売,並びに試験用レンタルも行なっております。

pl.png飛行機の車軸の疲労回復へのUP処理

◆UPの原理
 特殊な打撃子によるハイサイクルな衝撃荷重とそれによって材料内に起きる超音波振動の相乗効果で、ひずみによる変形と残留応力の緩和作用を引き起こす。
 超音波振動子にセラミック圧電素を用いています。(周波数は20~30kHz)

◆他への用途(UP-500S)
・スパッタ除去
 専用ピンを用いるとスパッタ除去が容易にでき、鋼材表面傷つけることもありません。
・溶接ビードのドレッシング
 インコネルやハステロイの溶接ビートのドレッシングが容易にかつ迅速にできます。

upg.png
 溶接継手の推定寿命50%時点でUP処理を施すと、疲労寿命は約10倍長くなります。UP処理時にはクレーン車のワゴン上の作業が可能なため、組立式の足場が不要となり、安価に延命を図ることができます。疲労亀裂の補修溶接後にUP処理をすると、疲労寿命は3~4倍伸びます。

更新情報

LinkIcon2015 8/20

  • 「他~の用途」を追加及び溶射技術(2015年35巻1号へ寄稿)資料を掲載しました。

LinkIcon2013 5/3

  • 部署名変更にともなう各種資料変更及び、溶接技術(2013年2月号へ寄稿)資料を掲載しました。

LinkIcon2013 1/21

  • SINTEC社 (ITL社から分離独立) の日本総代理店となりました。
    • 部署名がPhase Tech部からSINTEC Japanになりました。